ある親父のつぶやき

親父から頂いた手紙の内容の記録

歴史・これから世界の向かう道に関するつぶやき2

 世界の歴史は、これまで第一次、第二次世界大戦、冷戦など

その間に産業工業資本主義・金融資本主義・共産主義・資本共産主義などを

経験してきました。

特に第二次世界大戦後、戦勝国のなかでアメリカとソ連の冷戦に、資本主義の

アメリカが勝利し、国連などで世界政治の覇権を握ってきましたが、

そのアメリカもベトナム戦争湾岸戦争アフガニスタン戦争などで、

財政的にも巨額の赤字をだして、疲弊してしまいました。

これまでの国連の機能・制度は、ロシアのウクライナ侵攻を見る限り

何の役にもたっていません。

歴史は繰り返すと言いますが、その次には第三次戦争と言われるデジタル

・IT・科学・生物・細菌などで、アメリカと中国の覇権争いが

はじまっています。

 中国は2049年、建国100周年までの目標として「世界政治の覇権を握ること」

「金融システム・GPS・監視システムなど、全世界システムを中国標準にすること」

を掲げています。

日本はこれまで、東アジアを中心に地域社会を考え、満州国をつくり、開拓団を

つくり、志那事変、太平洋戦争を起こし、その結果は無惨に敗戦しました。

ロシアもウクライナへ侵攻して、地域社会・世界を捉えています。

 

私も若い頃、自衛隊ではM1ライフル銃を持たされ、塹壕を掘り、戦車に乗って、

戦争のマネごとをしてきました。

しかし、これからの戦争は、一人ひとりの人間ではなく、ミサイルやドローン

など、最新情報を持った機械が、宇宙から戦争を仕掛けてくる時代です。

そして、今では世界の国々の中での戦争・覇権争いでしたが、

今後の争いは「世界ではなくて、地球規模・人類単位の争いになるだろう」

と私は思います。

 

過去にあれほど繁栄を誇った恐竜がなぜ滅びたのか。

世界ではなくて、地球単位として考えていかなければならなくなって、

その時に初めて人類が「人間としての価値」や「仏教の価値が、改めて

問い直されるだろう」と私は思います。20220421