ある親父のつぶやき

親父から頂いた手紙の内容の記録

何を誰をどのように守るのか つぶやき(1)

日本国の何を、誰を、どのように守るか(1)

 

明治維新以降、軍事力だけに励んできた日本が

米国・英国などに宣戦布告した挙げ句に敗戦した。

先の太平洋戦争を生き延びた日本人には、その数だけの

戦争体験がある。

その体験に共通する思いが「もう戦争はごめんだ!」であった。

 

 

戦時中からの飢えに苦しみながら、敗戦後の新しい憲法のもとに、

生活の安定と経済発展、平和な世界を夢見て、

日本の再建に汗を流してきました。

 

資本主義という米国に従属する、敗戦後の日本の政治の流れのなかで

「日本にとってこの太平洋戦争は、 明確に間違い、過ちであった。」

ということは認めようとしない。

否認する人々が、政治・権力を握り、政治を司り、非憲法的な手段により

日本の行方を大きく変えようとしています。

 

具体的には、特定秘密保護法に続く、集団自衛権の行使容認は、

日本の自衛隊が、米国と一体になり、海外で、世界で戦争をする道を

開きました。

これから先、香港で、台湾海峡での有事の際に何かあれば、

米軍基地のある沖縄が、日本がすぐに戦争に引きずり込まれていきます。

台湾には、米軍基地はありません。

 

また、最近のアフガニスタンの米軍撤収では、難民など、在日米軍基地が

人道的支援ということで、知らず知らずに戦争の準備に利用されています。

にもかかわらず、以前、安倍首相は「自衛隊湾岸戦争イラク戦争

その他の戦争で、戦闘行為に参加するような事は、

これからも決してありません」と言い切りました。

その時には、「想定外だった」と言うつもりだったかもしれません。