ある親父のつぶやき

親父から頂いた手紙の内容の記録

歴史・これから世界の向かう道に関するつぶやき3

平和教育への投資

 

 「この地球上の、この世の中には、

人間の価値をいくら教えても分からない、

感じない人間がいる。

地域があるということを子供達に伝えて、

教えていかなければならない。」と思います。

 

それは、どのようなことかというと、

この地球上には、実際に7歳から

ライフル銃を持たされ、暮らしている

地域があります。

 

例えば、貴重な文化遺産である

バーミヤンガンダーラ仏教美術の修復を

欧米諸国や日本を含めた専門家が、

日夜かけて修復していても、一夜にして

タリバンが破壊してしまいます。

 

私は卓球とか、人と争う球技が

あまり好きではありません。

 

なぜかというと、相手を潰さなければ

勝ち登れないからです。

牧畜文化の典型で、みんなが一緒に

豊かになっていくよう暮らす農耕文化とは、

根本的に考えが異なるからです。

 

「自分の目的の為なら、相手の生命、

家屋敷、家族、子供、地域社会は

無惨な廃墟になってもよい。

避難民はいくら出てもよい」という、

現在のロシアのウクライナ侵攻の姿。

 

これまで私たちは、

「普段の日常生活で誰でも普通に暮らし、

平和と安全健康を願っている」とそのように

信じていましたが、

ロシアのウクライナ侵攻をみて

そうではない相手がこの地球上にいることに、

改めて気付かされました。

 

 私の知り合いの大工の棟梁がよく言ってました。

「材木でも芯の曲がった材木は、

いくら道具を使っても真っ直ぐにはなりません。」

 

これはどういうことか。

「子供の頃から、少しでも教育に力を入れて、

政治家や教育家や保護者や社会が、

20年先、30年先を見据えて、そのような

社地域社会に、平和な教育を少しでも

伝えて教えていく。

それが回り回って自分たちの暮らし、

防衛に繋がっていくのではないか。」

と私は思うようになりました。

 

合掌。20220416

 

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