ある親父のつぶやき

親父から頂いた手紙の内容の記録

平和を考えるつぶやき3

世界の国々、地球の平和・日本の平和3

 

 国家には公的に戦没者を慰霊する施設が必要であり、

皇室が国事行事として参拝され、外国使節も招待できる

国立の戦没者追悼施設を提案したいと思います。

 

 

毎年、夏となり終戦の日が近づくと、日本政府、与党首脳陣の

靖国参拝の問題で、近隣諸国から、日本の歴史認識について

激しく非難されています。

また、関連して国際社会、国連での日本の立場を著しく弱くしています。

敗戦後の日本には、戦没者慰霊施設が存在せず、

わずかに東京の千鳥ヶ淵に身元不明の戦死者を祀る建物があるだけです。

 

毎年8月15日に政府の主催する戦没者追悼式典が、天皇陛下ご臨席のもとに、

内閣総理大臣が出席して、盛大に開催されていますが、

現在、追悼施設は存在していません。

世界の国々の中でも、国立戦没者墓地が無いのは、国の品格にかかわっています。

 

 近代国家には、国の意思として戦争を行い、国の命令や制度により戦死者が

出るのだから、国と国民にはその犠牲を弔う公的な責任があります。

欧米諸外国には、このような慰霊施設が設けられており、国民の敬意を

集めるとともに外国使節の礼拝も求めています。

国家に対して、個人の貢献を顕彰している叙勲制度はあるのに、国に対しての

殉職者、例えば国防関係者、警察官、海上保安官、外交官、国策による

企業駐在員、NPO関係者などを崇敬する施設がありません。

このため、国立の戦没者追悼施設を提案したいと考えます。