ある親父のつぶやき

親父から頂いた手紙の内容の記録

何を誰をどのように守るのか つぶやき(3)

防衛・安全保障とは、

国民、市民、住民を守ること。

 

毎年、予算の時期になると、防衛予算が論議されます。

本当に不思議に思うのですが、防衛予算というと、最近の新聞でも

新造イージス艦2艘の総経費9000億円とは、ミサイル部隊関連経費・

駐留米軍費などが話題になります。今年度は、宇宙軍創設の準備まで

考えられているそうです。

日本の海岸沿いに、民間電力会社の原子力発電所設備を並べて、

1機何百億円の戦闘機を航空自衛隊基地や滑走路に並べて、

護衛艦駆逐艦など艦船を海上自衛隊基地に浮かべて、

迎撃専用鑑定案を出して、お金をかけて武器・装備・戦闘機の

岩盤内保護も考えずに、無防備状態そのままの子供だましような、

武器商人が喜ぶような、素人のような防衛の話を論議しています。

 

2011年3月の東北大震災、福島原発事故の影響で、周辺地域住民が

避難してから、もう少しで10年を過ぎました。

まだ、1万人近くの住民が地元に戻れず、避難生活を余儀なくされています。

また、周辺地域農民、漁民などは風評被害の影響、放流放射能汚染物質で、

稲作農家だけでなくシイタケ栽培農家なども廃業などの深刻な影響を

受けています。

また、今回のコロナ禍によるウイルス・細菌世界戦争でも、何も手を打たず

医療現場の担当者は、すでに燃え尽き症候群状態で、4人に1人が、

神聖な職場を離れたいと真剣に感じているとのこと。

2021年8月末のアフガニスタン米軍撤収脱出劇では、韓国などはいち早く

撤収準備を行ったに対して、現地人からの撤収勧告にも、現地大使館は

無防備で全く備えがなかったとのこと。

 これだけをみても、「日本の国・政府・指導者は、毎年高額な防衛費を支出して

、いったい何を、誰を、どのようにして守るんだろう」と改めて思いました。